井戸冷機　イータマックス　省エネと高品質を約束する新冷凍技術　

ηmax　Refrigeration　Systems

「優れた冷凍技術で、食糧基地北海道のおいしさを全国に届けたい!!」当社は昭和24年の創業以来　この変わらぬ想いを、お客様に満足いただける形で実現するために、経営にあたり、「お客様の立場に立った物づくり」、を信念として一貫して守りつづけています。お客様、環境にやさしい省エネ設計　お客様にあわせた最適工法の提案…お客様のご予算にあわせた中で最適、最高の工法を～　お客様の立場に立った。責任を持った一貫責任施工　お客様のアクシデントのため、責任を持った。365日24時間万全の安全管理とアフターフォロー　商業、食品加工、水産、農業、畜産農家の個人のプラニングから、小中大規模貯蔵庫(冷凍・冷蔵・物流の冷凍・冷蔵システムの構築)、設計、施工まで5８年の実績と、つねに最新の技術を取り入れる社長、若き技術者、実績ある熟練工により、一貫した責任施工で、お客様のニーズに合った最適なサービスを常にご提供いたします。より経済的で、安全な冷凍設備の施工は設計の早期段階から、何なりとご相談ください

蒸気圧縮式による冷却サイクルは究め尽くされ、新技術が登場する余地は皆無という「常識」が崩れた。材料系や機能部品などの要素技術のことではない。システムを組み上げる基礎技術のことだ。中山エンジニヤリング（社長＝中山淳也氏、本社・埼玉県川口市戸塚１丁目７番５号）が開発した新冷凍技術「イータmax Refrigeration System（emRS）」は、凝縮圧力を最小化するという革新で冷却システム効率を高め、省エネ化とシステム運用の効率化を実現した。

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低凝縮圧の“常識”を革新

　蒸気圧縮式による冷却サイクルは究め尽くされ、新技術が登場する余地は皆無という「常識」が崩れた。材料系や機能部品などの要素技術のことではない。システムを組み上げる基礎技術のことだ。中山エンジニヤリング（社長＝中山淳也氏、本社・埼玉県川口市戸塚１丁目７番５号）が開発した新冷凍技術「イータmax Refrigeration System（emRS）」は、凝縮圧力を最小化するという革新で冷却システム効率を高め、省エネ化とシステム運用の効率化を実現した。

　低凝縮圧力がシステム効率を高めることは古くから知られていたが、システムトラブルを招くことから実質的に適用除外という常識をブレークスルーし、制御系を独自開発したことが革新。負荷側熱交換器への着霜という現場体験をヒントとし、冷凍システムの革新技術に結びつけた「emRS」は、始動期の点的な導入から産地・流通・消費地までを連鎖する新低温流通機構（コトルドチェーン）構築への発展が見込まれるほか、「空調」分野を含めた広大な蒸気圧縮式冷却サイクルの応用分野に広がり、国内のみならず世界標準になる可能性も内包する。

高効率冷却システム「emRS」

0.3MPaで安定運転　　適正化へ制御系を開発

　　低凝縮圧力での運転が冷凍システムの効率を高めることは良く知られている。少ない運転入力で冷凍能力が発揮されるためだ。しかし、実際の運用は不可能というのが〝常識″だった。吸入圧力の低下による冷却不良、液バックによる冷凍機の損傷などが避けられず、冷凍システム自体が成り立たなくなるためだ。

　中山エンジニヤリングがチャレンジしたのは、冷凍・冷蔵業界で一般的であった常識の再検証。ユニットクーラー・熱交換部への着霜という現場体験が開発プロセスの糸口になったという。

中山エンジニヤリングがチャレンジしたのは、冷凍・冷蔵業界で一般的であった常識の再検証。ユニットクーラー・熱交換部への着霜の不揃いという現場体験が開発プロセスの糸口になったという。

　着霜は冷却効率を低下させ、伝熱抵抗の増大によって運転時間を延ばしエネルギー消費の増加を招く。機能回復させるための除霜にはエネルギーと庫内商品へのリスクが伴う。

冷凍システムにとって厄介者である着霜問題は、負荷側のみでは解決とはならず、様々な要素を内包する。
蒸発温度と庫内温度（⊿t）の極小化、冷凍機側の凝縮圧力調整、さらには外気温度を含めた負荷変動に即応した制御など冷凍システム全体を視野に入れた総合技術が求められてくる。

中山エンジニヤリングは、ユニットクーラーの専業メーカーである桜調温工業（本社・千葉県流山市）と連携、実験設備を組み上げながら基礎データ収集から開発に取り組んだ。繰り返し行った実験値をデータベース化し、開発したのが・「η－max Refrigeration System（イーターマックス・レフジレーション・システム、emRS）」だ。

このシステムは、凝締圧力最適化装置「tk optimizer（オプティマイザー）」を中核とし、専用ユニットクーラー冷凍機で構成したもの。「tkオプティマイザー「」は、負荷側の運転状態を監視しながらフィードバック制御を行い、冷媒が適正な蒸発温度に至るために必要な圧力を演算し、凝縛圧力を低下させるもの。いわば「emRS」の心臓部だ。

低凝縮圧の“常識”を革新　蒸気圧縮式による冷却サイクルは究め尽くされ、新技術が登場する余地は皆無という「常識」が崩れた。材料系や機能部品などの要素技術のことではない。システムを組み上げる基礎技術のことだ。中山エンジニヤリング（社長＝中山淳也氏、本社・埼玉県川口市戸塚１丁目７番５号）が開発した新冷凍技術「イータmax Refrigeration System（emRS）」は、凝縮圧力を最小化するという革新で冷却システム0効率を高め、省エネ化とシステム運用の掛率化を実現した。低凝縮圧力がシステム効率を高めることは古くから知られていたが、システムトラブルを招くことから実質的に適用除外という常識をブレークスルーし、負荷側への適正な冷媒分流をコントロールする制御系を独自開発したことが革新。負荷側熱交換器への着霜の不揃いという現場体験をヒントとし、冷凍システムの革新技術に結びつけた「emRS」は、始動期の点的な導入から産地・流通・消費地までを連鎖する新低温流通機構（コトルドチェーン）構築への発展が見込まれるほか、「空調」分野を含めた広大な蒸気圧縮式冷却サイクルの応用分野に広がり、国内のみならず世界標準になる可能性も内包する。高効率冷却システム「emRS」0.3MPaで安定運転　分流適正化へ制御系を開発

低凝縮圧力で蒸発温度と庫内温度を接近させる場合、負荷側にはいくつかの問題も生ずる。
温度差10度C以上の通常のシステムと「emRS」（⊿t5度C）では、伝熱面積が必要となる。この点を踏まえつつ同社ではフィンピッチの狭小化などでコスト増加を抑制しつつ効率化を担保する専用機を設計している。

また冷凍機は低凝縮圧力での運転能力を示した専用機を複数のメーカーの協力を得て用意している。型式末尾に「tk」を記したものがそれ。ちなみに三菱電機の二段圧締機（MSA－SP650Atk）では、凝縮温度５度Cまで示しており、蒸発温度-45度Cで一般的である行凝縮温度30度Cの運用に比べ冷凍能力は16.6％、入力は28％低下している。低凝縮圧力での効率向上が端的に示される。

冷凍機メーカーではこれまで、実際に使用されることがなかった低凝縮圧力での能力値を公開してこなかったが、「emRS」の登場があって可能になった。「emRS」が実現したのは、低凝縮圧力での高効率冷凍システムの構築。凝縮圧力0.3MPa（メガ・パスカル）でも安定した運転を北海道の第三者機関で実証している。

いわば従来の冷凍システムの”常識”を覆すことで冷凍システムの領域をひろげた。エネルギー消費は大幅に低下し、たとえば蒸発温度－72度Cで－70度Cの超低温環境の創出が可能となり、従来はカスケ－ド方式が不可欠であった領域でも二段方式で対応が可能。「emRS」の「革新」は、実際のフィ－ルドで効果を実証しつつある。

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「emRS」は10年余の時間をかけて開発、市場への本格投入はここ数年来のこと。しかし、設置実績は100件近くを数え、06年度の国土交通省・北海道局が行った「北海道農水産品高度流通システム検討調査」の選定システムになるなど注目と評価を高めている。導入施設では、電気代を3割以上も低減するなど著しい効果を上げており、この省エネ性が注目点だ。